スーパーリッチに提案営業

フジのFP学校では、投資や資産運用に関する幅広い知識が習得できた。具体的には、金融資産運用設計、税務、不動産が受講テーマとなった。講義を受けてもらうことで、経験豊富な個人投資家や富裕層(スーパーリッチ)にも対応できる「提案型の営業」を実現することが目的だった。

FPは顧客のライフプランを達成するための最適な資産設計を手助けするのが仕事だ。銀行、証券、生損保業界などで管理職にFP資格取得を義務付ける企業が増えた。

日本ファイナンシャル・プランナーズ協会とタイアップ

先物証券取引業者の中にも、FPの資格を取得する会社が増えた。「資産運用会社」へ脱皮する狙いがあった。

フジ学校は日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)と提携した。一定の条件を満たした協会の認定校としての資格を取得した。専門学校以外での「養成講座」」として開校した。養成講座はFP協会の初級、中級資格を基にした。

初級と中級

初級は入社1~3年の80人を対象とした。中級は初級を修了したうちの入社40人の営業担当者が対象だった。1997年10月は毎週月曜日の午前6時45分から8時15分、1997年11月からはペースダウンして隔週の月2回行った。

受講期間は初級3カ月間、中級9カ月間に及ぶ。単元が終わるごとにFP協会に沿った形の社内試験を実施。

新入社員(内定者64人)の研修で

1998年の新入社員(内定者64人)には研修期間中の2カ月間で資格を取得させる計画を立てた。当時の営業マンの知識では経験豊富な法人や大口のお客さんに対応できない、という危機感があった。預かり資産200億円に向けての足固めと位置づけられた。

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