よい姿勢になる方法

よい姿勢を作るための方法をご紹介します。

お腹に力を入れる

まず、体の要(かなめ)であるところの骨盤とおなかの状態をよくするために腹圧をかけます。すなわち、お腹に力を入れて、内側にぎゅっと縮めてみるということです。それからお尻の穴もできるだけ縮めるようにします。お小水を途中で止めるときのような感覚です。

腰が反り返るほど胸を張らない

次に、胸を極端に張りすぎてはいけません。ちょっとためしに胸を強く張ってみてください。腰のそり返りがうんと強くなることがわかると思います。このように腰のそり返りが強いということは、腰痛には良くない姿勢だとされます。したがって、腰がそり返るほど胸を突き出さないほうがいい、ということにあります。

腹圧で自然に胸が開く

ただし、胸をせばめていていいかというと、けっしてそうではありません。腹圧をかけることで自然に胸郭筋が開いてくるのが理想です。

あごを引く

三番めに、くたびれたときの姿勢、つまり、なまけ者の姿勢は、背中を丸くしてあごを出した姿勢です。なまけ者の姿勢はいけません。必ずあごを引くということがたいせつです。おなかを縮めて、お尻の穴を縮めて、それからあごを引くことです。

頭で体を上に引っぱり

その次に、頭が、風船のようなつもりで、頭で体を上に引っぱり上げます。ちょうど、体が頭でぶら下がっているような気持にします。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、実際におなかを縮めて、お尻を縮めて、あごを引いて、そのままズーッとのびをしてみてください。そして、頭を風船みたいにフワフワと左右に動かしてみると、空中に浮かんでいる感じになると思います。その感じをまず覚えます。それからゆっくり、力を抜いていきます。

体重を親指側に

立っている場合には、心もち体重がつま先の親指側にかかるように、体重を少しずつ前にもっていきます。

腰かけているときには、これまでの姿勢つまり、おなかを縮め、お尻に力を入れて、あごを引いた状態、そして、頭を風船にした感じで力を抜いて腰かけます。

座るときは、浅く腰かけない

重役座りはNG

肘掛けがある場合は、手を肘掛けに休ませます。けっして、よく重役さんがやっているように浅く腰かけてずっともたれるようなかっこうをしてはいけません。そんな姿勢では抗重力筋にうんと負担がかかって、肩が凝り、必然的に頭も重くなり、腰も痛くなるので、重役ふうのこういったすわり方はよくありません。

クッションは固く

また、クッションはどちらかというと固いほうがいいようです。背もたれの高さにも気を配ります。背もたれが低くて肩甲骨よりずっと下で、腰のそり返りの少し上あたりに当たるようなものでは、かえってくたびれます。肩甲骨のあたりを押えるような感じのものがいいでしょう。

腰のそり返りに対して、ちょっとなにかがさわっているほうが楽なのですが、専門家の多くがすすめるのは、背もたれにはもたれないで、いつも前かがみの感じで腰かけることです。このほうがかえってくたびれません。

よい姿勢をつくるコツ(まとめ)

よい姿勢になる方法をまとめると、次の通りになります。

(1)いつも、おなかを縮めておく。

(2)肛門をしめる。

(3)意識的に胸を張りすぎないようにする。腹圧をかけることによって、自然に胸郭が広くなるようにします。

(3)あごを引く。

(4)頭を風船で上に引っばられているつもりでのびをして、ゆっくり力を抜く。

(5)全体の重みが、重心線があるべき位置を通るようなつもりで、つまり親指に力がかかるような感じになるようにする。